
ブギウギは毎朝放送されているので1週間ずつ放送内容をまとめているよ♪
気になる週からお楽しみください!
2023年度後期のNHK連続テレビ小説『ブギウギ』が10月2日にスタートしました!
ブギの女王・笠置シズ子さんをモデルとしたストーリーで、女優の趣里さんがヒロインを演じます。
そこで今回は、【朝ドラ】ブギウギのあらすじを1週ずつ紹介していきます。
- 【朝ドラ】ブギウギの原作はあるのか
- 【朝ドラ】ブギウギのキャスト
- 【朝ドラ】ブギウギのあらすじ・ネタバレあり(随時追記)
【朝ドラ】ブギウギのネタバレを含むあらすじですのでご注意ください!
【朝ドラ】ブギウギの原作は?
【朝ドラ】ブギウギには小説などの原作はなく、完全オリジナル作品です。
しかし、実在の人物のお話ですので、ある程度の内容は予想がつきそうですよね。
ヒロイン、福来スズ子(花田鈴子)がどのように幼少期を過ごし、どのようにしてスターになっていったのか。
複雑な家族の過去や戦時中の体験などを盛り込んだ内容が、半年にわたり放送されます。
【朝ドラ】ブギウギの主なキャストは?
【朝ドラ】ブギウギの主なキャストと役どころは次の通りです。
- 趣里:花田鈴子・・・今作のヒロイン 大阪下町の銭湯の看板娘から戦後のスターへ
- 柳葉敏郎:花田梅吉・・・香川生まれ 大阪下町で銭湯を営んでいるが、映画製作への夢があり鈴子を応援している
- 水川あさみ:花田ツヤ・・・香川生まれ 銭湯の番台に座る気っぷの良いしっかり者で義理と人情がモットー
- 蒼井優:大和玲子・・・大阪の梅丸少女歌劇団(USK)第1期生の娘役で、劇団を引っぱるトップスター
- 翼和希:橘アオイ・・・梅丸少女歌劇団(USK)の第1期生で、男役トップスター 鈴子たちの教育係
- 清水くるみ:白川幸子・・・鈴子とUSK同期入団の娘役 仲良し同期3人組の一人
- 片山友希:桜庭辰美・・・鈴子とUSK同期入団の男役 仲良し同期3人組の一人
- 井原六花:秋山美月・・・鈴子のUSKの後輩 ライバルの花咲歌劇団から移籍してきた実力派
- 升毅:大熊社長・・・歌舞伎や映画など幅広く手がける日本随一の興行会社・梅丸の社長
- 橋本じゅん:林部長・・・梅丸少女歌劇団(USK)の音楽部長で、歌劇団の現場責任者
【朝ドラ】ブギウギ第1週目のあらすじ
暗く厳しい戦後間もない日本の人々を、励まし笑顔にさせた福来スズ子。
この物語は、そんな彼女が歌で日本中をズキズキワクワクさせるストーリー!

話は大正15年(1926年)花田鈴子が12歳のときにさかのぼる。
鈴子は大阪下町で「はな湯」という銭湯を営む両親と弟の4人家族。
実は、3歳のときに病死した双子の兄がいたというが、よく覚えていない。
そんな鈴子は毎日やってくる常連客にリクエストされ、いつも歌を披露しては皆を喜ばせている。

小学校では、勉強は苦手だったが歌と運動の時間が大好きな鈴子。
メンコの勝負だって、男子にも負けていない。
今でこそクラスに馴染んでいる鈴子だが、転校してきた当時は違っていた。
だから、最初に話しかけてくれて友達になれたタイ子には恩義がある。
そんな中、あまり当たらないという易者に、タイ子の恋の行方を占ってほしいと頼む鈴子。
タイ子は同級生の松岡が好きなのだ。
しかし鈴子は、乗り気でないタイ子に余計なお節介だった、と悩む。
というのも、鈴子はツヤに『義理と人情』が大事だといわれて、タイ子への義理を松岡との恋の成就で返すつもりだったのだ。
ある日、お祭りに出掛けた鈴子とタイ子は、松岡らのグループと偶然出くわす。

男子たちに揶揄されながらも、なんとタイ子は松岡に告白。
松岡から良い返事はもらえなかったが、自分の気持ちを伝えられたことでタイ子は鈴子に『義理返してもらったわ』と感謝した。
小学校卒業が迫る中、タイ子から歌と踊りを仕事にできる「花咲音楽学校」のことを聞いた鈴子は受験を決意する。
ところが試験当日、合格を信じていた鈴子は、掲示された紙に自分の受験番号がなかったことに落胆する。

翌日、梅吉が見てきたという「梅丸少女歌劇団(USK)」のチラシを持って帰ってきた。
鈴子は梅吉に連れられて、梅丸少女歌劇団のカッコイイ踊りを見ると、感激して笑顔が戻る。
「梅丸少女歌劇団に入りたい!」そう決心し、試験に向かうのだった。
しかし、鈴子が梅丸少女歌劇団に到着すると、「受験は終わった、また来年だ」と言い放たれてしまう。

受験日を間違えていたのだ。
鈴子の後を追って到着したツヤとともに、「1曲だけ歌わせて欲しい」と懇願すると、音楽部長の林が渋々承諾しその場で歌うことに。
その歌声を聞いた林は、「入れたれや」と入学を許可し、鈴子は晴れて梅丸少女歌劇団の一員となったのでした。
【朝ドラ】ブギウギ第2週目のあらすじ
梅丸少女歌劇団での生活が始まった。
花咲は美しいがUSKは「強く 逞しく 泥臭く 艶やかに」を掲げている。
入団生たちの教育係は、男役トップの橘アオイ。
規律や練習が厳しく退団者が続き、とうとう鈴子、幸子、辰美の3人になってしまう。

いつものように、辰美は自分の仕事が終わるとサッサと帰ってしまう。
幸子はそんな辰美のギスギスしたところを良く思っていない。
そんな中、部長の林から「辰美は家業の畳屋を遅くまで手伝っている」と聞かされる。
ある日、幕間のレビューで使う羽根を用意し忘れてしまい、3人は連帯責任をとらされてしまう。
そのことがきっかけで、親を見返したい幸子と踊りで稼ぎたい辰美が言い合いとなり大喧嘩に。
一方、鈴子は大和礼子に「あなた、どうして踊るの」と聞かれ、その答えを見つけ出そうとしていた。

そんなある日、梅丸社長から梅丸歌劇団初めての単独公演開催が発表された。
鈴子たちにはデビューの嬉しい知らせだったが、デビューできるのは3人のうち1人だけだという。
鈴子は2人に、自分はおまけの入団だから梅丸には義理がある、将来すごい劇団にするためにデビューしたい、と言い放つ。
そして、デビュー決定まで口をきかないと啖呵を切った直後、その場に倒れてしまう。

熱々先生に百日咳と診断された鈴子は、3ヶ月の休養を強いられた。
残された幸子と辰美は、新人の仕事をふたりきりで務めなければならず、てんてこ舞い。
部長の林から「鈴子のデビューはムリだ」と聞くと、ふたりはそれぞれ鈴子の見舞いに向かう。
病床の鈴子からは「わてはもうアカン、わての分までがんばって」と言われ愕然とする。
しかし、それは鈴子がふたりを仲直りさせるための芝居だったのだ。
そして鈴子たち3人は、これを機に仲を深めていったのだった。

公演間近のある日、鈴子たちは「3人ともデビューだ」と言われ大いに喜ぶ。
早速芸名を考える鈴子だったが、思いつかずツヤに相談する。
そこにはいつも笑っているお父ちゃんがいる。
笑っていれば福がやって来る、見にきたお客様にも福が来るように「福来スズ子」という芸名に決定。
公演当日、鈴子は緊張してうまくお化粧ができない。
「お客様はジャガイモだと思えばいい」と言う礼子に紅をさしてもらい、緊張がほぐれ舞台に臨む。
そして、鈴子は「福来スズ子」としてデビューを果たしたのだった。
【朝ドラ】ブギウギ第3週目のあらすじ

デビューから6年経ち、梅丸は関西でも人気の劇団となっていた。
1日3回もの公演を開催するようになり、スズ子は脇役のレビューガールとして舞台に立っていた。
一方、同期のリリーや花咲から移籍してきた後輩、秋山美月が人気に。
何が自分のウリなのか悩むスズ子に、大和礼子は続けていれば必ず見つかる、とアドバイス。そして、続けることが難しいと語った。
そんな折、礼子が演出する公演が決まり厳しい稽古が始まる。

ある日の稽古で和希は礼子から同じ役の秋山を見習うよう言われ、出来ない自分にイライラしていた。
スズ子はそんな和希を励まそうとするが、断られてしまう。
翌日、和希が稽古を休んだ。
家では映画の台本を書き続けている梅吉が「辞めたらそこで終わり。続けるのが一番難しい。」と呟く。
苦難に立ち向かうためみんななすべきことを続けている、とにかく今はもがくしかない、と思うスズ子だった。

公演の新しい目玉を考えていた礼子は、ラインダンスを思いつく。
ラインダンスはシンクロされた踊りが華やかに見えるが、皆の心をひとつにしなければ完成されない。
しばらくして、ついに和希が退団すると言い出した。
誰も脱落者を出したくない礼子は、和希を説得しようとする。
そこへスズ子が「辞めたらいい。どうにもらならない事がある。」と静かな口調で割って入る。
ホントは辞めたくない、後輩に越されるのが惨めだ、と和希はやっと本心を明かした。
それなら今は2人で後輩に抜かれよう、いつか見返してやろう!とスズ子が開き直ると和希も続ける決心をする。

世界恐慌の煽りを受け、日本中が不況に陥っていた最中、梅丸歌劇団も例外ではなかった。
とうとう賃金と人員の削減が行われることに。
せっかく戻って来た和希も減給され、辞めざるを得なかった。
そんな中、大和礼子が中心となって、辞めさせられた団員を呼び戻す嘆願書を劇団に提出する。
劇団員全員を巻き込み『桃色争議』を決行したのだ。
劇団に不満が募った礼子は、ストライキするしかないと決意するが、アオイにお客様のことを考えろと嗜められる。

ストライキに参加するべきか、スズ子は考えあぐねていた。
礼子とスズ子が社長へ直談判に向かうと、礼子を擁護しているアオイの声が聞こえてくる。
「気に入らない奴はサッサと出ていけばいい」という社長に、スズ子がたまらず社長室に乗り込む。
続いて礼子が「自分自身を大事にしなければ会社もお客様も大事にできない」と主張すると、スズ子もストライキの決行を宣言。
止めるアオイだったが話し合いは決裂し、礼子たちはストライキに入った。
【朝ドラ】ブギウギ第4週目のあらすじ

ストライキに入ったスズ子たちは、毎日山寺で練習に励んでいた。
その頃劇場では観客が押し寄せる中、連日アオイたちが公演中止のお詫びで頭を下げている。
ある日、梅丸から報告を受けた、家族が娘を案じて続々と山寺へやってきた。
スズ子の両親も賑やかに来訪し、礼子にお世話になっていることを感謝する。
礼子は親たちに「彼女たちが傷つくようなことは絶対にしない」と約束し、その日の稽古を見た家族は安心して帰って行った。
歌や踊りを親に見てもらったことがない礼子は羨ましい気持ちを募らせる。

劇場前では相変わらず観客への対応でごった返していた。
そこへ社長が意を決して「もうすぐ再開します」と謝罪に入る。
一方山寺で梅丸に入ったいきさつをスズ子に訪ねられた礼子は、バレエの先生のつてで梅丸の社長に拾ってもらったと答える。
親元を離れた礼子にとって、社長はいわば親代わりで、それ以来ずっと面倒を見てもらっていたのだった。
ある日、アオイが「自分が辞めれば、礼子たちの条件をのんでもらえるか」と社長の元へ。
社長は、みんなは戻すが礼子には辞めてもらう、と言い放つ。

梅丸が要求を承諾すると聞いたスズ子たちは喜んで、それぞれ山を下り帰宅することとなった。
稽古再開のある日、礼子とアオイが騒動の責任をとって退団すると発表。
ふたりの退団で『桃色争議』は幕を閉じた。
とはいえ、礼子とアオイが抜けた穴をどうにかしなければならない。
そこで持ち出されたのが、礼子が考案したラインダンスだった。
1列になって一糸乱れぬ艶やかなラインダンスは、予想通り観客を魅了した。

ある日、ツヤの元に香川の実家から手紙が届いた。
それは、スズ子を得意先である治郎丸の法事に出席させて欲しいという内容だった。
どこか訳アリなツヤは、神妙な面持ちで梅吉に相談する。
治郎丸は香川の地主で、白壁の家と呼ばれており、ツヤの実家の手袋屋にお客を多数紹介してもらった手前、断るわけにはいかない。
そこでスズ子と弟の六郎が2人で香川へ行くことになった。
香川ではツヤの母トシ、妹タカ夫婦、梅吉の弟松吉夫婦が歓迎してくれた。

翌日、スズ子たち一行は、トシの幼馴染で白壁の治郎丸の屋敷へ法事に赴く。
そこにはスズ子たちの様子を影からそっと見守る女性の姿が。
供養の儀式が済み宴会が始まると、治郎丸は酔いが回り、スズ子のことを自分の孫だと言ってしまう。
スズ子はタカを問い詰めると、タカは「ホントはスズ子は治郎丸の家の子だ」と渋々打ち明けた。
手を合わせた写真の人が、自分の実の父親だったのだ。
次週、事実を知ったスズ子のとった行動は?さらに、新たに東京行きの決断をするスズ子の行く末は⁈
【朝ドラ】ブギウギ第5週目のあらすじ

タカから生みの母キヌの事を聞いたスズ子は、たまらず白壁の家から飛び出してしまう。
夜になっても祖母の家に戻らなかった。
翌日、スズ子はキヌの家の前まで来ていた。
2人の子供の世話をしていたキヌがスズ子に気がつくと、家に上げこれまでのことを話始める。
結婚を許されないまま身籠ったキヌを助けたのが、出産のため里帰りしていた「育ての母」ツヤだったのだ。
2人は一緒に出産し、ツヤがそのままスズ子を引き取ることに。
話をしながら子供をあやすキヌの子守唄は、スズ子がずっと聞いてきたものだ。
帰り際、キヌから父の形見の懐中時計を受け取るが、ショックのあまり茫然とするスズ子だった。

トボトボと歩いていると、幼い頃2人の母に連れられた川に来ていた。
スズ子はどうしようもなく打ちひしがれ、気づくと川に横たわっていた。
一方、大西家では六郎が一向に帰らないスズ子を探し回っていた。
玄関先でびしょ濡れのスズ子を見つけると、六郎は泣き叫ぶスズ子を抱きしめた。
大阪、この事は六郎と2人だけの秘密、と約束するとスズ子は何食わぬ顔で風呂屋の暖簾をくぐる。
また、これまでと同じ日々が続く。

香川から帰って3年、梅丸はスズ子たちが中心となっていた。
ステージではスズ子が唄い、秋山がタップを踏む。
公演は盛況だが、ふたりはどこか物足りなさを感じていた。
舞台がはねて帰宅したスズ子は、ラジオから流れてきた歌に心奪われる。
何故だかビリビリきたのだ。
ある日、桃色争議で退団した大和礼子が、ピアニストをしていた股野を伴い、観劇に来る。
礼子は股野と結婚し、出産を控えていた。
スズ子と秋山の悩みに、環境の変化で自分が変わる、とアドバイスする。

そんな折、東京の梅丸本社から公演の視察がやって来る。
公演を観た本社の演出家松永は、スズ子の歌と秋山のダンスを気に入り東京行きを打診する。
秋山はすぐに承諾したが、スズ子は迷っていた。
幼馴染のタイ子の後押しで、スズ子が東京行きを家族に相談すると、すぐさまツヤが異を唱え席を立ってしまう。
ツヤには一番に喜んでもらえると思っていたのに…。
スズ子は、このまま本当のことを言わずに家を出たら家族の縁が切れそうだ、と六郎に打ち明けた。
ツヤが喜んでくれたら本当の母親だと実感できるのに、と続ける。
すると六郎は、ホントの家族だから寂しいんだ、と言葉をかけた。

そんな中、スズ子たちは大和礼子が出産後に病気が悪化して亡くなったことを聞く。
程なくして礼子のお別れの会が梅丸で開かれた。
関係者が続々と弔問に訪れる中、礼子がダンスで生きていくことに反対していた父親が苦言を呈してその場を立つ。
礼子のルーツを感じたスズ子が、ご両親に会えてよかったと伝えると、無言で立ち去る礼子の父だった。
弔問から帰った梅吉が縁を切ったままの礼子と両親を憐れむと、ツヤはスズ子が東京に行ったら帰ってこない気がすると呟く。
スズ子を手放したくないツヤは、スズ子が香川で本当のことを知ったのではないかと心配しているのだ。
スズ子とは絶対縁が切れることは無い、と梅吉に言われ吹っ切れたツヤは、スズ子を東京へ送り出すことに決める。
間もなくして、梅丸でスズ子と秋山の退団公演が執り行われ、ふたりは東京へ旅って行くのだった。
新天地東京では、何が待ち受けているのか!
【朝ドラ】ブギウギ第6週目のあらすじ

その日スズ子は自分を育ててくれた「はな湯」を隅々までキレイにしていた。
出発の日、家族と常連客を背に、スズ子は小さな不安と大きな期待を持って「はな湯」から旅立って行った。
列車の中では秋山とふたり、居眠りをしながらようやく東京に辿り着く。
初めて降り立った東京は、空の色や人の顔まで違って見えた。
ふたりは梅丸が用意した下宿先に向かうが、道に迷ってしまう。そこへ、怪しい大男の影が…。
到着した下宿にはおしゃべりな女主人小村チズがふたりを待ちわびていた。
さっきの大男は夫の吾郎で、スズ子たちが迷ってると思い迎えに行かせたという。
チズに捲し立てられるように案内された部屋で、ふたりはようやく一息つくことに。

その頃日帝劇場では、旗揚げされる梅丸学劇団の会合が行われ、演出家の松永と作曲家の羽鳥善一が参加していた。
それは欧米にも引けを取らない、男女混合のミュージカルショーを目指しており、これ以上ないほどの力の入れようだ。
その夜、日帝行きを明日に控えたスズ子と秋山は、なかなか寝付けずに手遊び歌を始めた。
何かしていないと心が落ち着かないスズ子たちだった。

翌日、眠い目を擦りスズ子と秋山は日帝劇場に向かった。
部屋に到着すると、公演の関係者の面々が期待をしながら2人を待ち侘びていた。
スズ子たちが自己紹介すると、梅丸制作部長の辛島が関係者の紹介を始める。
演出家の松永、助手の二人、振付兼ダンサーの中山史郎、トランペット奏者の一井、音楽監督の羽鳥善一。
中山は有名なダンサーで、秋山とのダンスは今回の目玉、羽鳥は『別れのブルース』を大ヒットさせた作曲家だ。
今日は顔合わせだけのはずだったが、羽鳥はスズ子に一曲歌わせたあと、お土産と称して大きな封筒を渡す。
スズ子が出ていくと、ご機嫌な様子で鼻歌を歌う羽鳥。
その夜、スズ子はひとり封筒を開けた。中にはいっていたのは、羽鳥が作曲した『ラッパと娘』の楽譜だ。
翌日からの稽古が不安でもあり楽しみでもあるスズ子だった。

次の日、稽古場では先に来ていた羽鳥がピアノの前でスズ子に楽譜を渡す。
楽譜は昨日もらったはず…ポカンとしていたスズ子だったが、羽鳥はスズ子の声を聴いて書き直したという。
早速、スズ子が最後まで歌うと『ジャズは楽しくなくちゃ。』と羽鳥。
楽しくなるまで何回もいこう、と出だしから唄い始めることに。
スズ子はなんども歌うものの、羽鳥の言うジャズがどんなものなのか分からず、苦戦していた。
一方の秋山も男性と一緒の稽古に息が上がり、自分は通用するのか不安になるふたりだった。
下宿に帰ると、チズと吾郎が鍋料理を振る舞い、スズ子と秋山を元気づけてくれた。
しかし、不安だと言っていた秋山は、稽古に行くのが少しだけ楽しみだという。
憧れのダンサー中山に会えることが満更でもないようだ。
その夜、高架下の空き地で気持ちを紛らわすように歌の練習をするスズ子だった。

相変わらず羽鳥からのダメ出しが続くスズ子は、歌い方を試行錯誤していた。
ある日、スズ子は通りかかった松永に『歌も羽鳥先生も大嫌いになりそうだ』と悩みを打ち明けると、その気持ちで歌えばいい、とアドバイスされる。
その夜、稽古をつけてもらおうと、スズ子は羽鳥の自宅を訪ねた。
松永に言われた通り、アップテンポの『ラッパと娘』を怒りに任せて今の気持ちのまま歌って踊ってみせた。
すると、羽鳥の顔つきがパッと変わり上機嫌に。
『ジャズっぽくなってきたじゃない』と羽鳥から言われたスズ子は、何か掴めたような気がしたのだった。

スズ子の歌声は誰がみても以前よりグッとスイングしていた。
それでも不安な気持ちを吐露したスズ子は、いつものように松永からチョコレートの欠片を口に放り込まれドキドキする。
旗揚げ公演当日、スズ子は緊張しながらも梅丸仕込みのつけまつげで気合いを入れるが、それを見た羽鳥は面白い顔だ、とご機嫌な様子だ。
公演は中山と秋山のダンスから始まり、華麗なタップで観客を魅了する。
続いてスズ子が、自分だけの福来スズ子を作らなきゃいけない、という羽鳥の言葉を胸に、『ラッパと娘』を激しく歌い踊りまくる。
そんなスズ子に鼓舞された観客たちは、手拍子と歓声で大いに沸き、公演は大盛況。
しかし、スズ子のパフォーマンスを観ていたブルースの女王茨田りつ子は苦言を呈してその場を立ち去った。
公演の様子は新聞にも掲載され、はな湯でもお祭り騒ぎた。
風邪で番台を空けていたツヤも、スイングの女王と称されたスズ子を誇りに思うのだった。
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まとめ
以上、【朝ドラ】ブギウギのネタバレあり!のあらすじでした。
- 1話 赤ん坊を預け、ステージに向かう福来スズ子の物語が始まった!時は鈴子12歳。今日も家業の銭湯に集まる常連客の前で大好きな歌を歌う。
- 2話 鈴子はツヤからアホのおっちゃんには「義理と人情がある」から入湯代はタダなんだと聞く。鈴子もタイ子への義理を返そうとするが、お節介になってしまう。
- 3話 タイ子の恋の成就を願う鈴子だったが、なんと引っ込み思案のタイ子が意中の松岡に告白する。思いを告げることができたタイ子は「義理返してもらったわ」と鈴子に感謝した。
- 4話 鈴子は卒業後、花咲へ行くと宣言!翌日から歌と踊りの稽古に励み受験に臨んだが、不合格となってしまった。
- 5話 梅吉と共にUSKのレビューを見た鈴子は、気を取り直しUSKの入団を決意する。おまけで歌を聴いてもらい晴れて研究生となった。
- 6話 USKでの生活が始まった。レッスンや上下関係は厳しいが、鈴子はトップの大和礼子のようになりたいと思いを募らせるのだった。
- 7話 退団者が続きとうとう3人になった鈴子、幸子、辰美は上演準備を任されることに。あるミスがきっかけで幸子と辰美は大げんかになってしまう。
- 8話 梅丸社長から単独公演の発表が。デビューできるのは、鈴子たち3人のうち1人だけ。鈴子は負けない、と啖呵をきる。
- 9話 鈴子が熱を出しデビューはムリだと聞きつけた幸子と辰美が見舞いに来る。完治していた鈴子は、「わてはもうアカン」と一芝居うつ。これを機に仲良くなった3人だった。
- 10話 鈴子らは3人共デビューすることになり、鈴子は福が来るようにと芸名を「福来スズ子」と名づける。公演当日、3人は滴の役でデビューを果たす。
- 11話 人気となった梅丸で脇役として舞台に立つスズ子は、自分のウリで悩んでいた。一方、礼子演出の公演練習が厳しく、後輩の男役秋山の一言で劇団は更にギスギスしてしまう。
- 12話 秋山の踊りをお手本にと言われた和希は翌日稽古を休む。そんな中、スズ子は才能があって羨ましいと思っていた礼子や秋山も苦戦していると気づく。
- 13話 辞意を固めた和希は、スズ子になぜ梅丸を続けれらるのかと問う。スズ子は「歌って踊るのが辞められない、2人で後輩に抜かれよう」と言い和希の心を溶かした。
- 14話 不況の煽りを受けた梅丸は、賃金と人員の削減をする。復帰した和希も劇団を去ることに。礼子は梅丸に嘆願書を提出したが音沙汰なく、とうとうストライキを起こす決意をする。
- 15話 腹を決めかねていたスズ子は、礼子と直談判へ。自分を大事にしなければ会社も客も大事にできないという礼子にスズ子は賛同する。話し合いは決裂してストライキに入った。
- 16話 ストライキ中のスズ子たちは毎日山寺で稽古する一方、劇場ではアオイたちが公演中止のお詫びをする日々。そんな中、梅丸社長は劇団創設の15年前、親代わりとして入団させた礼子を思い出していた。
- 17話 ストライキが続く中、社長は、みんなは戻すが大和には辞めてもらうと断言。それを伝えに来た林部長とアオイを、そうとも知らずに歓迎するスズ子たちだった。
- 18話 梅丸は要求をのみ、代わりに礼子とアオイが退団。スズ子たちは拒否したが、皆を守るためだった。和希も戻り、新生梅丸として、礼子の意志を継ぎラインダンスで観客を魅了した。
- 19話 ツヤの元に香川の実家から、スズ子に得意先の法事に出席させるよう手紙が届く。その得意先には訳アリで断れないツヤは、スズ子と弟の2人で香川へ向かわせた。
- 20話 香川に着くと、祖母たちがふたりを歓迎した。翌日向かった法事の先で、家主の治郎丸から衝撃的な事実を聞かされる。スズ子は実はこの家の子だったのだ。
- 21話 白壁から飛び出したスズ子は、生みの母キヌから出生の秘密を聞く。白壁から追い出されたキヌはツヤの元で出産し、ツヤがスズ子を引き取ることに。事実を知り茫然とするスズ子だった。
- 22話 気づくとスズ子は幼い頃来た川に横たわっていた。祖母の家で姉を探し回る六郎がスズ子に気付きびしょ濡れのまま抱きしめる。六郎と2人の秘密にしたスズ子はいつも通りの顔で帰宅した。
- 23話 香川から3年、梅丸の公演はスズ子の歌と秋山のダンスが目玉だが、ふたりは物足りなさを感じていた。そこへ、東京の梅丸本社から視察がやって来る。
- 24話 演出家の松永は、秋山とスズ子を東京に誘う。家族に相談するスズ子だが、寂しいツヤは反対してしまう。そんな折、大和礼子の訃報が届く。
- 25話 お別れの会には礼子の両親も来ていた。絶縁状態に同情した梅吉だったが、スズ子とは絶対に縁は切れないと言うと、納得したツヤはスズ子の東京行きに賛成する。そしてスズ子は梅丸を卒業した。
- 26話 スズ子と秋山は、長時間列車に揺られ、ようやく東京に到着。スズ子には東京は何もかもが違って見えた。その夜、明日の日帝行きを前に、眠れぬ夜を過ごすスズ子と秋山だった。
- 27話 次の日、日帝で行われた公演関係者の顔合わせ。スズ子は一曲歌い、そこで出会った作曲家の羽鳥から楽譜を渡される。翌日からスズ子と秋山の稽古が始まった。
- 28話 羽鳥と歌の稽古をするスズ子は、羽鳥の言うジャズが分からず苦戦する。秋山は息が上がりついていけるか不安な一方で中山に会うのが楽しみになっていた。
- 29話 いい加減、歌と羽鳥が嫌いになりそうだというスズ子に、松永がその気持ちで歌えばいい、と進言する。スズ子が今の気持ちをぶつけて歌ってみると羽鳥の顔つきが変わった。
- 30話 当日、スズ子の激しい歌と踊りで公演は大盛況。風邪で伏せっていたツヤは、スイングの女王と呼ばれたスズ子を誇りに思うのだった。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
今後も随時更新していきますので、お楽しみに♪
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